違和感は成長のサイン
「このまま年を取っていくのが不安」
「それなりに働いてきたけど、達成感がない」
「もっと熱中できることを見つけたい」
それなりのキャリアを築き、仕事も生活も安定している30代・40代の方から、このような相談を受けることがあります。
私自身もそうでしたが、はたから見れば順調なキャリアを歩んでいるのに、そんな安定した生活から沸き起こる「何かが違う」「このままでいいんだろうか」という違和感に悩む方は少なくないようです。
20代は目の前の課題をクリアすることに必死で、がむしゃらに頑張ってきたけれど、30代に入ると経験・スキル・慣れで日々の仕事をこなせるようになっていきます。
周囲からは「順調なキャリア」と評価されることも増えていく一方、仕事や生活が安定したからこそ、「毎日一生懸命働いているけど、達成感がない」といったような“本音”が顔を出すことがあるのです。
忙しい毎日に埋もれる自分の本音

「毎日がベルトコンベアに乗っているよう」— 自分の慌ただしい毎日を、そのように表現する人もいます。
仕事、通勤、家事、睡眠…日々のルーティーンを繰り返しながら、心の奥で「まだ自分には何かできるはず」「本気を出しきれていない」という感覚を持っています。
「フリーランスになりたい」
「転職したい」
「昇進したい」
「海外で働いてみたい」
様々な可能性が頭をよぎるけれど、日々の忙しさに追われているうちに時間だけが溶けていく。そして「今のままじゃ嫌だ」という感覚だけが積もっていく―。
かくいう私も、ドイツに移住し、キャリアが落ち着いてきた40歳手前でこのような転機が訪れ、それまではただの一度も考えたことがなかった独立起業の道を選びました。
将来性と安定がそろった会社勤めという選択肢は中々手放せず、一度は転職もしましたが、自分が5年・10年後に描くライフスタイルは会社員という働き方では絶対に実現不可能だと実感し、起業しかないという結論に至りました。

その経験から断言できるのは、この違和感は、向き合わない限り決して消えることはないということ。
築き上げてきたものがあるからこそ、それを手放すことへの不安が生まれるわけですが、新しいチャレンジに身を投じないことも一種のリスク。チャレンジしてもしなくても時間は過ぎていき、年を重ねるごとにハードルは上がっていくからです。
「〇〇したい」「▲▲してみたい」と言いながら、何年も同じ場所で足踏みしている人、あなたの周りにもいませんか?
時間は勝手には解決してくれませんし、勝手にお尻に火が付くこともありません。
安定した、それなりのキャリアを築いてきた人ほど、セルフ・マネジメントによって未来図を描き、そちらに向かってオールを漕ぐという意図的な作業が必要です。
もちろん、リスク管理は必須。行き当たりばったりではなく、自分の持てる選択肢を比較検討し、それぞれのメリット・デメリットをしっかり把握した上で、次へ進むことが大切なのは言うまでもありません。
30代・40代だからこそある選択の自由
こうした悩みは「選べる自由」があるからこそ生じるもの。
「得意なことが一つしかない」「食べることで精いっぱい」などという状態では絶対に生じない悩みです。
つまり、あなたは「もっと可能性を拓きたい」「もっと自分らしく生きたい」といった成長への欲求に動かされ、よりよい人生への切符を手にしているということ。
10代・20代の頃のように「とりあえず頑張る」のではなく、「なぜ、何のために、どの方向に頑張るのか」を自分の力で決められる―。この自由こそが、30代からのキャリアの最大の強みでもあります。
その第一歩は、自分の本音のありかをしっかり探ること。
考えうるキャリアの選択肢を洗い出し、自分の理想の未来と照らし合わせること。
単なる働き方・労働条件といった近視眼的な観点ではなく、「自分がどう生きていきたいのか」という本音から、未来のキャリアを構築していきましょう。
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